再生デザインと軍艦島の動き
中村享一
世界文化遺産アジア学術検討会講演 in 北京
World CulturalHeritage Asia Academic Symposium in Beijing 2004.11.01

01.はじめに
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2.軍艦島への提案と反応-
長崎の都市の再構築
03.21世紀に残す試金石
04.事例からの学習-別府
05.事例からの学習-豊後
06.事例からの学習-長崎
07.事例からの学習-桂離宮
08.建築と再生

09.建築再生デザイン会議
10.軍艦島再生の胎動
11.軍艦島への提案

12.まとめ
13.参考資料

桂離宮「大林レポート」昭和の大修理 大林組公報室編集

人間は一度死ぬと生き返ることはできません。しかし建築は使われなくなって死んだような状態になっても形が残ってさえいれば(場合によっては図面や資料が残っていると)再生が可能であるのですばらしいと思います。そのことが建築が遺産となれる根拠であると考えます。

日本にもそのような事例はたくさんあります。有名な建築では桂離宮がそうです。
最初に八条宮智仁親王が源氏物語の舞台となった桂の別荘を探すことから始まり最初の古書院(1616年)を建設します。親王がなくなって10年以上放置されたままでしたが、跡継ぎの智忠親王によって再建・増築されました。以降何度かの増改築を経て現代に続いています。現在は日本を代表する文化財として維持がなされています。

桂離宮「大林レポート」昭和の大修理 大林組公報室編集 「桂離宮」草想社 斉藤英俊・穂積和夫著
「桂離宮」草想社 斉藤英俊・穂積和夫著

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