再生デザインと軍艦島の動き
中村享一
世界文化遺産アジア学術検討会講演 in 北京
World CulturalHeritage Asia Academic Symposium in Beijing 2004.11.01
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人間は一度死ぬと生き返ることはできません。しかし建築は使われなくなって死んだような状態になっても形が残ってさえいれば(場合によっては図面や資料が残っていると)再生が可能であるのですばらしいと思います。そのことが建築が遺産となれる根拠であると考えます。
日本にもそのような事例はたくさんあります。有名な建築では桂離宮がそうです。
最初に八条宮智仁親王が源氏物語の舞台となった桂の別荘を探すことから始まり最初の古書院(1616年)を建設します。親王がなくなって10年以上放置されたままでしたが、跡継ぎの智忠親王によって再建・増築されました。以降何度かの増改築を経て現代に続いています。現在は日本を代表する文化財として維持がなされています。
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