再生デザインと軍艦島の動き
中村享一
世界文化遺産アジア学術検討会講演 in 北京
World CulturalHeritage Asia Academic Symposium in Beijing 2004.11.01

01.はじめに
0
2.軍艦島への提案と反応-
長崎の都市の再構築
03.21世紀に残す試金石
04.事例からの学習-別府
05.事例からの学習-豊後
06.事例からの学習-長崎
07.事例からの学習-桂離宮
08.建築と再生

09.建築再生デザイン会議
10.軍艦島再生の胎動
11.軍艦島への提案
12.まとめ
13.参考資料

軍艦島を世界遺産にする会HP

事例として軍艦島のことをあてはめて考えてみたいと思います。現状は何も手つかずの状態(護岸の修理を除き)で30年放置されています。利用をしなくなって建築の痛みかたは加速度的に進んでいます。そのような中にあって、地元の有志や元島民や文化人の中には軍艦島がもつ文化的な意義に気付き、活用を求める状況もすでに起こっていてNPO団体として活動を始めています。再生の胎動が始まっているわけであります。主体的に活動し維持し続ける人々(生活者・利用者)の意見を尊重することが重要です。

軍艦島シンポジウム 軍艦島クルーズ

一宇一級建築士事務所
(C)ICHIU Architectural Concepts and Design All rights reserved.