E-7 Project

01.はじめに

02.コンセプト

03.建物概要

04.アルミ外壁

05.緑化環境

06.光環境

07.エコシステム

08.遮熱・断熱

09.可変システム

10.環境調整

11.木炭混入コンクリート

遮光タイル (C)NACD 遮光タイル (C)NACD

熱負荷は、可能な限り外側でカットするのが望ましいと考え、最上階や外壁面に遮熱機能を持たせた。冬場の熱放出を少なくするように内部側には断熱材を入れた。柱型など一部には左官により断熱塗壁を使用している。

遮光タイル
遮熱塗装を施した屋上階の上に、陶器製の素焼きタイルを敷き遮光。足つきタイルの断面形状が屋根面とタイルの中間に空気層をつくるため、室内温度の上昇を下げる効果がある。

屋上緑化に比べて低コストでメンテナンスが容易。

アルミ材による遮熱 (C)NACD

アルミ材による遮熱
外壁に浮かすようにして貼り付けたアルミ面に、太陽光が照射されると表面温度が上昇し、裏面の空気層が暖められドラフト現象が起きる。直接室内とつながる外壁面の強化繊維セメント板は、日陰の状態を保つことが出来る。

遮熱塗料 (C)NACD

遮熱塗料
トップライトは1mmアルミのため通常は夏場60度を超える暑さが予想されるが、屋根面や屋上階を火山灰利用の塗料(シポテックス)で塗装することで表面温度の上昇を抑えている。

シュレッダー紙の断熱材 (C)NACD

シュレッダー紙の断熱材
通常使用されている安価な断熱材は人体に悪影響を与えやすく解体後の廃棄物は汚染の原因にもなると考え、不要紙を利用した。書損じなどの不要になったコピー用紙を捨てずに溜めておき、シュレッダーで細かくして空気層をつくっている。

一宇一級建築士事務所
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