建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
あをぎりは旧林田春次郎邸。戦前期に伊田町長、初代田川市長、福岡県会議長と要職をつとめた林田春次郎の曾孫母里勤子(ぼり いそこ)さん、ご主人の彫刻家母里聖徳さんが磨き続けた建物が、田川のみならず筑豊の象徴として新町の高台に銅御殿の優雅な姿を見せています。
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今回のシンポジウムの仕掛人母里聖徳さんが、銅(あかがね)御殿と称された昭和9年築のあをぎり迎賓館2階の大座敷を会場に、石灰資源や近代化遺産を文化資源としてまちづくりへのぞんでいくはどのような道筋の立て方が必要なのか示唆して欲しい、と田川への熱い思いを訴えられます。
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公開講座受講者もシンポジウム参加者もおもいおもいに、近代和風建築としてのあをぎり迎賓館の建物をたんのうしました。とくに迎賓館2階北東端部に位置する奥書院はわずか4帖間の濃密な空間にさまざまな意味が凝縮された小宇宙。こうして香春岳を望んでいたはず、と中村享一先生が臥してみせます。
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敷地背後の松原社宅はわが国を代表する炭鉱住宅街でした。いわゆる「炭住(たんじゅう)」。しかしその敷地は高燥の地で日当りも良く風通しも眺望も良い一角。??何故こんな良い場所が、と驚いてはいけません。当時の伊田町長の林田春次郎氏は、むしろ炭鉱労働に従事する労働者の居住環境が重要である、と優れた敷地を開発し、三井社の炭鉱住宅建設に協力を惜しまなかった、のです。
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奥書院の気持ちの良さ、眺望の良さを巡って、河野万衣(まい)さん、中村享一先生らの議論に花が咲きます。
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交換留学生ジョン君も、う~む、この素晴らしさをどう表現したらいいだろうか、と感入るばかり。
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それにつけても、80年以上かけて人為的に頭が開削されてしまった香春岳の遠望は凄い。筑豊の象徴か!
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シンポジウム出演者の方々の著作が所狭しと並べられました。
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名残は惜しいけれども、夕刻5時に公開講座シンポジウムは閉幕となり、あをぎりのご主人母里聖徳さん、女将の勤子さんに見送られて一路帰着の旅路へと。成果の大きな一日となりました。
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