Architectural Regenaration Design Conference

建築再生デザイン会議  第二回東京会議報告


■2000年11月4日NHK全国NEWSにて放映

キャスター:古い建物を壊しては、また新しいものを建てるというこれまでの発想にとらわれずに、寿命を迎えた建物に最新の技術で新たな命を吹き込むことなど、21世紀の新しい建築文化について考えようというシンポジウムが東京で開かれました。

このシンポジウムは、全国各地の建築家でつくる建築再生デザイン会議が開いたものです。まず、主催者を代表して、建築家の横河健さんが、「バブルがはじけた今、どんな建築が求められているのか、新しい答えをみつけて行動に移しましょう。」と挨拶しました。
つづいて老朽化の為、現在壊される事が検討されている建物として、東京銀座の日本で最も古い会員制のクラブ、交詢社のビルや、昭和初期につくられた、愛知県名古屋市の県立旭丘高校の建物が紹介されました。
その上で、これらの建物も最新の建築技術を使えば地震に強く、使い勝手のいい建物に生まれ変えさせることが出来るという提言が行なわれました。

この後参加者は、建てられた当時の外観や内装をそのままに、大掛かりな改修で博物館として蘇えった早稲田大学の2号館を見学しました。

古谷誠章インタビュー:
新しくすることは良い事だ、つまり発想的で前進することだと何となく思っちゃう訳ですけれども、必ずしも前向きにどんどん建て替えていく事だけが良い事ではない。広く一般の方がそういう認識を持って下さって、古いものも生かしながら使おうと、新しくした方がいいところは新しくしようっていう、そういう事の議論を一緒にしてくれるような、そういう関係を作っていきたいと思います。

(NHK NEWSより)


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